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実話ベース|根っこと土と雨と血と/庭に埋もれた植木鉢の片付けは作業じゃない。修行だ

2025.06.16

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第6話|実話ベース:根っこと土と雨と血と/庭に埋もれた植木鉢の片付けは作業じゃない。修行だ

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■庭の植木鉢。これは地獄の始まりだった。

片付け現場でたびたび直面するのが、庭に並ぶ大量の植木鉢だ。
それも、10鉢や20鉢というレベルじゃない。多いときには、30鉢、50鉢、それ以上の数がズラリと並んでいる。


■陶器?プラ?いや、それだけじゃない。

植木鉢の素材も厄介だ。陶器の鉢は燃えないゴミ。プラスチックの鉢は燃えるゴミ。

それだけならまだいい。問題はその中身、つまり「土」だ。土はゴミとして出せない。だから基本的に庭にまいて処分する。

だが、年季の入った植木鉢には更なるトラップが待っている。


■植木鉢 vs 地球。根が地面に突き刺さる。

長年放置されていた植木鉢は、下の地面と一体化している。
植木の根が鉢底から地中へ突き進み、地面とがっつり融合してしまっているのだ。

この状態の鉢を外すには、まず鉢から植木を抜き、さらに根っこについた土を取り除く。
植木自体は燃えるゴミ、鉢は素材別に分別…その前にこの「根と土の分離作業」にひたすら時間がかかる。

根が張っていると、1鉢に15分〜20分以上かかることもザラだ。これが50鉢ある現場を想像してくれ。


■片道数十メートル。庭→駐車場の運搬地獄。

大抵の家では、庭と駐車場は建物を挟んで反対側にある。
庭から重たい鉢や植木を持って、家の脇の細い通路を抜け、駐車場まで何十往復もする。

しかも、植木が成長していると、鉢も重く、根も太い。
両手で抱えて持ち上げるが、地面に張り付いた鉢はなかなか動かない。

「持ち上げる」→「引きはがす」→「根を切る」→「土を落とす」→「ゴミごとに分別」→「運搬」
この工程を一つずつ、汗と泥まみれでこなす。雨が降ればその苦労は1.5倍、いや2倍。


■土、木、陶器、それぞれに宿る重量と傷跡

大きい鉢を処理していると、腕に枝が引っかかって気づけば血が出ている。
痛みも感じないくらい、こちらは夢中だ。
作業が終わる頃には、腕も腰もパンパン、呼吸だけが荒い。

それでも「終わったー!」とはならない。植木を運ぶ先、車の荷台に植木鉢をきれいに詰めるのにもコツと体力が必要だ。


■この作業に名前をつけるとしたら、「修行」。

植木鉢の片付けは、はっきり言って作業の域を超えている。
泥、根、重さ、分別、運搬、天候…。全てが絡み合って、五感すべてが試される。

「なんでこんなに大変なんだろう…」と何度も思う。
でも、最後に全部きれいになった庭を見ると、不思議とスッとする。
心が整う感覚。これは修行を終えた僧侶の境地かもしれない。


■だからこそ、プロの知識と覚悟が要る。

庭の片付け、甘く見るなかれ。
植木鉢ひとつにも、いろんなルールや重さ、手間がある。

こうした作業に慣れていないと、身体を痛めたり、処分できないゴミで何往復もすることになる。

私たちはこの“修行”を、日々の仕事として引き受けている。
だからこそ、どんな家でも、どんな庭でも、しっかり整えて見せる。
それがプロの片付け屋としての矜持だ。


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