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実家の片付けで挫折。家財道具が多すぎて進まない

2025.12.16

実家の片付けで挫折。家財道具が多すぎて進まない

実家の片付けで挫折。家財道具が多すぎて進まない

実家の片付けを始めてみたものの、想像していた以上の物量に圧倒され、手が止まってしまう人は少なくありません。

玄関を開けた瞬間から廊下が荷物でふさがっている。リビングに入ると、家具と段ボールに囲まれ、床がほとんど見えない。
「とりあえずやってみよう」と思って入ったはずなのに、その光景を見た時点で、頭の中が真っ白になる。そんな声を、現場では何度も聞いてきました。

実際に作業を始めても、1時間やっても床が1メートルも広がらない。細かい物が多く、捨てる・残すの判断が続き、どこまでやれば終わるのか、ゴールがまったく見えない。
その積み重ねで、心が折れてしまうのです。

この記事では、「頑張りが足りないから進まない」のではなく、なぜ多くの人がこの段階で立ち止まってしまうのかを整理します。

無理に自分だけで片付けきる必要はありません。まずは、立ち止まってしまう理由を言葉にするところから始めてみてください。

「まだ整理が必要か分からない段階でも構いません」。状況の整理から一緒に進めたい場合は、無理に決めず、相談ベースで大丈夫です。

よくある相談・実際の困りごと

実際に多い相談は、次のようなものです。

  • 荷物が多すぎて、頭の中がパンクしている
  • 何から手をつけていいのか、想像がつかない
  • 片付けるイメージがまったく湧かない
  • 数日やってみたが、部屋が一つも終わらない

これらは特別なケースではありません。実家の片付けに向き合った多くの人が、同じところで立ち止まります。

 

 

 

なぜこの問題が起きるのか(現場視点)

原因は、単純に「物が多いから」ではありません。

実家の片付けは、作業量が細かく、進捗が見えにくいという特徴があります。

1時間作業しても、目に見えて変わるのは床の一部分だけ。しかも、その1時間の間に、
「捨てていいのか」「後で見るべきか」という判断を何十回も繰り返します。

その結果、体より先に、頭と気持ちが疲れてしまう。

さらに、終わりの時期や全体量が見えない状態で作業を始めるため、「これ、いつ終わるんだろう」という不安が膨らみ、前に進めなくなってしまいます。

これは、気合や根性の問題ではありません。構造的に、心が折れやすい状況なのです。

自分でやる場合の限界・注意点

自分たちだけで片付けを進める場合、多くの人は次の流れをたどります。

最初の2〜3日は、時間を作って実家に入り、「できるところから」と作業を始めます。

しかし、2〜3回入っても、部屋が一つも片付かない。見た目がほとんど変わらない。
この段階で、「これを何ヶ月も続けるのは難しい」と感じる人が非常に多いです。

注意したいのは、ここで自分を責めてしまうこと。
進まないのは能力の問題ではありません。量と構造が、自分だけで進める前提になっていないだけです。

「自分だけでは難しい」と感じた時点で、相談していいタイミングです。全部を依頼する前提じゃなくて構いません。

プロが入ると何が変わるのか

整理業者が入ると、最初に大きく変わるのは「計画」です。

自分たちが数日かけても終わらなかった量に対して、「何日で」「どこから」「どこまで進めるか」という具体的な全体計画が短時間で組み上がります。

例えば、家一軒分を5日以内で整理する。そのために必要な人員や順番を決める。そうした道筋が見えることで、「終わるイメージ」が初めて持てるようになります。

すべてを依頼するかどうかは別としても、この全体像が見えるかどうかで、片付けに向き合う気持ちは大きく変わります。

よくある質問

Q. 途中まで自分でやってから相談してもいいですか?

【事実】問題ありません。途中段階でも、状況を見て整理の考え方を整理することは可能です。

Q. 自分でやれないのは甘えでしょうか?

【事実】甘えではありません。多くの人が同じところで立ち止まっています。

Q. 全部依頼するかどうか決めていなくても相談できますか?

【事実】できます。判断材料を整理するための相談でも構いません。

まとめ+次に読むべき記事

実家の片付けで手が止まるのは、珍しいことでも、失敗でもありません。

  • 量が多すぎる
  • 作業が細かすぎる
  • ゴールが見えない

この条件がそろえば、誰でも立ち止まります。

大切なのは、「自分だけでやりきるかどうか」ではなく、今の状況をどう整理して考えるかです。

全体像から確認したい方は、まずこちらの記事から読んでみてください。
⓪ ピラーページ|宇都宮で実家の生前整理・遺品整理に悩んだら読むべきブログ

次に多い悩みは、「誰に頼めばいいのか分からない」という段階です。
① 宇都宮の不要品・不用品回収業者、なにを基準に選べばいいかわからない

相談したいときの窓口

まだ整理が必要か分からない段階でも構いません。状況を整理するところから、一緒に考えます。

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